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【アウトレット】津軽地方の伝統工芸 こぎん刺し コースター(くるびから・ピンク) ×1枚

北欧の雰囲気で、ひそかなブーム 津軽「こぎん刺し」のコースター 「こぎん刺し」とは、青森県津軽地方に伝わる刺繍のこと。

伝統的な技法でつくられた工芸品でありながら、北欧テイストの雑貨にもぴったり合うおしゃれさ。

手しごと好きの間でひそかなブームになっているんです。

あたたかみや優しさを感じるところに、北欧デザインとの共通点がありそうです。

このコースターをつくってくださったのは、青森県弘前市のこぎん研究所。

国内だけではなく海外でも、「こぎん刺し」の魅力の伝承や浸透に尽力されている会社です。

三代目の所長、成田貞治さんに、「こぎん刺し」についてお話をうかがいました。

実用から、生活に即した美しさへ 「こぎん刺しの出発は、補強・保温ですよね。

日本の刺し子っていうのは、ほとんどそれが目的。

」 と、成田さん。

装飾を目的とするヨーロッパとは異なり、日本の刺繍は実用的なものだったのですね。

江戸時代、津軽の農民は、麻の着物しか着ることが許されませんでした。

それを少しでも暖かくしたい、布を丈夫にしたいと生み出されたのが、こぎん刺しなのです。

▲古いこぎんの模様を復元した布。

美しい! やがて、美しい模様が刺されるようになっていき、全盛期には、農家の娘の嫁入り支度に欠かせないものに。

江戸時代には、「お嫁さんのもらい手が多いのは、刺すのがうまい人。

」 という状況になったそうです。

また、人とは違う物を着たいという気持ちから、競うように手の込んだたくさんの模様がつくられるようになります。

古作模様の数は、現在こぎん研究所で確認できているものだけでも、600種類! 驚きの多さです。

冬には雪が降り積もり、春が来るまでの長い間、外で働くことのできない津軽では、時間を忘れての手しごとが、楽しみにもなっていったそう。

北国ならではの厳しい寒さが、模様の種類の多さに現れていますね。

ひと針ずつ、手で刺していきます 今でも、刺しの工程はすべて手作業。

ひと針ひと針、丹念に。

たいへんな根気が必要です。

刺し方にはルールがあります。

布の横糸に添って、縦糸の本数を数えながら1・3・5・7の奇数で刺していく「奇数」刺しが基本です。

これにより、美しい幾何学模様がうまれるのです。

昔はくちづたえ、今は設計図 どうやって刺していくのかお聞きしたところ、 「今は、方眼紙に書いたグラフを使って、その通りに刺してるんです。

ただ、こういったグラフで覚えた人っていうのは、ひと目間違えると、あとで模様がつながらなくなるんですよ。

」 とのこと。

もちろん、当時はグラフはありません。

昔の人は、口伝えで技術を学び、頭の中に模様が完全に構成された状態で刺していきます。

そのため、少し間違えたとしても、後でつじつまを合わせることが容易にできたそうですよ。

伝統を守りながら、伝えていきたい もともとこぎん刺しは、藍染の麻地に、白い木綿の糸で行うものでしたが、今は時代の流れにあわせて、色のある布地や糸も使った、カラフルなものも多くあります。

今回、ご紹介するコースターの糸も、赤とピンクです。

ただ、研究所では、こぎん刺しのアイデンティティーに関わるため、譲らないと決めていることがあります。

それは、刺すときには、目を奇数にすること。

民藝運動を起こした柳宗悦さんが、「工藝」14号にこぎん刺しについてこう書いたそうです。

『すべての模様は経緯の糸で決定される。

刺す者はその布目に忠順である。

はずせばもう「こぎん」ではなくただの刺繍である。

』 成田さんは、 「模様の入れ方は、デザイン的にやってもいいんだけど、 奇数と偶数をぐちゃぐちゃにしちゃうと、 ただの刺し子になっちゃう。

」 とおっしゃいます。

工芸品が残っていくには、新しい感覚や発想を取り入れることも必要。

でも、変えてはいけないこともある。

こぎん刺しは、「目を奇数に」という法則に従うがゆえの美しさが価値なのです。

「くるびから」を採用。

他にはない、オリジナル! 今回、コースターに採用したのは「くるびから(クルミの殻)」と呼ばれている、伝統的な模様です。

指をさしているひし形の部分をよーく見ると、クルミの殻にみえてきませんか? ▲真ん中のひし形が、クルミの殻に見えてきます。

ちなみに、模様の名前は、刺し方を教えるために付けられたのが始まり。

刺していったらこんな模様になったよ、ということで名前を付けて伝えていったそうです。

▲コップから、ちらりと見えるところがかわいい 全面に刺繍をほどこし、コップを置いてもちらっとみえるようにデザインしました。

他では買えない!オリジナルデザイン ベースの布は、生成りの麻布。

毎日使っても、飽きのこない風合いです。

刺し糸の色は、やさしいピンク。

草木染めのような淡い色調で、ほっこりします。

心をこめて作られたものは、使うたびに愛着がわいて豊かなきもちをもたらしてくれますよね。

丁寧につくられたコースターで、お茶の時間をさらにすてきにしませんか? <お知らせしたいこと> ハンドメイドのため、生産数量が限られています。

いったん完売すると、次回の入荷までお時間をいただきます。

気になる方は、お早めにお求めください。

商品詳細 サイズ 高さ:11.5cm、幅11.5cm 素材 麻、綿(刺繍部分) 原産地 青森県弘前市 ※一点一点手作り品、天然素材のため、実際の色や質感に多少の差があります。

予めご了承ください。

在庫整理のため数量限定で特価(メーカー希望小売価格の20%off)にて販売いたします。

この機会にぜひ!

Price 商品価格 880円(税込み)
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Shop Name ショップ 日東紅茶の【三井農林 Tea Mart】

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